「貴方は自分が無い…」って②
それまでも、その日からも、いろいろな出来事があり過ぎた…
【受診が必要な状態な自分】
なぜ私が受診をする事になったか…
仕事が原因?家庭のこと?自分の問題…?
その頃の私は何においても満足感が得られず、不安感と、内面的なイライラ感で…何も手につかない日々だった…。
複数要因はあったのだろう…。
2年前の春、それが私の初診日だった。
家族の付き添いで何度も来ていた医院で、
医師の特徴も知っていた。
数分の問診の後、「これを見てごらん…」
と、一枚の紙を出された。
その紙は『アダルトチルドレンの特徴』
が書かれたものであった。
そのような患者が多いからなのか、
その医師の引き出しのファイルには
同じものが束になっていた。
医師『当てはまるものないですか?』
私はそれをじっくりと読むまでもなく、
『ほぼ当てはまってます。ワタシの事のようですね…』と…即答した記憶が残っている。
ショックな気持ちしか持てなかった。
それが俺の病名なんだと早合点して捉えた
ことも大きかったと思う。
まず一行目に目が止まる…
『自分が無い』『周り主体』
以降…以下の文面が続く。
原因…機能不全家族 幼少期からあまりわがままが言えない、いい子にしてないといけない(アルコール依存症、虐待、ネグレクト、完璧な両親、親が発達障害…)
子供の頃は手がかからないが大人になってから生き辛くなるなって
自分の意見が言えない、周りの目を気にする、嫌な相手に嫌と言えない、実際は周りから頼られる、尊敬される優秀な性格、真面目、断れない、責任感が強い、気が利く、誰かの為に何かするのは得意…
『0か100』『白か黒』完璧主義、打たれ弱い
(仕事のミス、悪口、否定)→うつ
『自分が嫌い』→自分と向き合いたくない→現在逃避→依存すると楽(仕事、異性、アルコール、ギャンブル…)→人生の破綻
これは病気ではなく性格の問題…薬だけでは治らない。治療のメインは自分で自分の性格と向き合うことと、生き方を工夫する…のだと。
【方法】
①グリーフワーク…子供の頃から蓄積されている負のエネルギーを吐き出す作業。
現家族ワーク(過去の自分の家庭環境を振り返る)親に手紙、カウンセリング、自助グループ
②親を捨てること…「親は今後も変わらない」と諦める、物理的な距離をとる
③生き方を工夫する
線引き…自分の限界に線を引く現在を超えた時には助けを呼ぶ勇気
境界線…人の好き嫌いをつける、自分のテリトリーを作る、嫌な相手には嫌と
灰色…仕事、家事、育児などで適当さや、いい加減さを身につける
☆一番大事なのは『自己満足』
今の自分を自分で評価して褒める=幸せ
その医師は言う。
アダルトチルドレンと言うのは「これまでの生き方や考え方など、自分の特徴や性格なので、病気ではないし、個性とも言えるのです」
「しかしこの事で、日常生活に何らか支障が出たり、生きづらさや、不安が強い状態になれば二次的な症状として治療対象になる」と言う。その言葉に安心は感じれなかったが、その後、いろいろ自覚していく事になる…。
この医師とは普段は妻の受診付き添いで毎回会っていたので、信用におけた…
妻の受診付き添い…
これが始まりだと思っている…